CBD(Cannabidiol)とは、麻に由来する1つの成分で、
私たちの身体のさまざまな機能維持にはたらきます。

成分は食品のように口からとっても、電子たばこのように気化させて摂取しても、
またクリームやオイルのような形で肌に塗っても効果が得られます。

CBDは私たちの体の恒常性(1)と深い関係のあるエンドカンナビノイドシステムの分子をはじめ、
多くの分子と作用することが報告されています(2)。

エンドカンナビノイドシステムとは、CBDを含む麻成分の発見をきっかけに、私たちの体内に見つかった作用メカニズムです。
これは『体内で分泌されるエンドカンナビノイド』と、それをキャッチする『受容体』を中心とした仕組みからなり、
これら分泌成分と受容体は、一日のサイクルの中でも体内量が変化する上、ストレスを感じたり、食事や運動をしても、また年齢によっても変化します。

また『体内で分泌されるエンドカンナビノイド』は、脳においては神経伝達物質として働きを持ち、逆行性シグナルを発生させます。
これは通常の神経の流れとは反対方向へ流れるシグナルであり、
ランニング・ハイのような生理作用とも関係すると考えられます(3)。

CBD自体にランニング・ハイのような効果を生じさせる作用はありませんが、
『体内で分泌されるエンドカンナビノイド』分解酵素の働きを抑える作用があるため、
体内の生理作用で生じた『分泌成分エンドカンナビノイド』の分解を遅らせ、
心地のよい状態をより長く維持するような働きが考えられます。

心のエネルギーが不足して、元気が出ない時、
リフレッシュをしたい時など、心と身体に向き合いながら、
心地のよい使い方を見つけてみてください。

(1) 恒常性
生物が持つ重要な機能で、体を一定の状態に保つための機能

(2) CBDの標的分子
CBDが作用すると考えられている分子は非常に多く、65の分子が報告されています。
この中には、エンドカンナビノイドシステムに関わる分子も、関係しない分子も含まれます。
しかしながら報告されている65の分子には、CBDの吸収率から通常の生理的条件で生じない条件で検証されたものも含んでいます。
CBDが真に作用する分子は完全に判明しておらず、今なお研究が進められている状況です。

(3) ランニング・ハイと『分泌成分エンドカンナビノイド』
長い間、運動によって引き起こされる精神高揚作用は、β-エンドルフィンの放出によって引き起こされると考えられていましたが、
血液脳関門を通過することができないため、中枢神経に作用する分子が何であるか疑問が持たれていました。
近年、動物実験で、運動後の脳でのエンドカンナビノイドAEAの増加と、不安行動の減少、痛みの軽減が確認され、
ランニング・ハイとエンドカンナビノイドシステムの関与が強く示唆されています。